ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

羽のあるアリって一体何者?普通のアリとは種類が違うの?

      2016/09/05

皆さん、羽の生えているアリ、つまり「羽アリ」と呼ばれている存在は知ってますよね?

でも、彼らって一時期にしか見られないし、普通のアリとは少し体格が違うように見えますよね?

一体、羽アリって何者なんでしょうか?

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羽アリって何者?

羽アリ

日本には一般的に「クロアリ」と呼ばれているアリがなんと250種類以上もいる事をご存知ですか?

今、あなたが見ているアリを正確に分類するのには、熟練された専門家でないと難しいのです。

よく家などに上がり込んでくるアリは、小型で赤みがかったものが多いですが、大まかに分類するならばそれもクロアリなんです。

さて、そんな小型のアリでもやっぱり羽の付いている奴と付いてない奴います。

もしかして、彼らは巣の中から選ばれた特別な存在とでも言うのでしょうか?

実はオスでした

普段私たちが目にしている、いわゆる「働きアリ」と呼ばれる存在は、その全てがメスです。

正確に言えば、産卵機能を失ったメスです。

なので、働きアリが卵を産むことはありません。

アリの巣にはその他に、オスと女王アリがいますが、羽アリになって飛び立つのはこの2種類。

つまり、あいつら全員オスか女王なんです。

なんで飛ぶの?

羽のあるアリ

では、一体何故巣を離れる必要があるのでしょうか?

せっかく立派な巣を作り上げたのだから、そこにいればいいのに・・・。

実は、飛び立つ女王アリは新しい個体の処女女王アリなんです。

新しい女王アリが、多数のオスを引き連れて新たな地を開拓するが故に飛び立つのです!

そして、飛びながら空中で交尾を重ねて行い、その期間だけで一生分の精子を体内に貯め込みます。

まさか、新たな女王が飛び立つ瞬間だったとは・・・。

知りませんでした。

新しい地に降りたらどうするの?

アリの巣

春先の風に乗って新たな地へと降り立った新女王。

オス達は交尾で力尽きて死んでしまいます・・・。

オスって存在は、いつも儚い。

そして、新たな地を気に入ると自ら羽をもぎ取り、そこに新しい巣を構える事に集中します。

そのため最初に行うのは、もっぱら簡易的な巣の建設です。

地面に浅い巣穴を掘ったり、木の影に潜んだりして一時的な巣を作り、そこで最初の産卵を行います。

つまり、働きアリの誕生です。

こうして、一生アリを産み続け、どんどん巣穴を広げていくのです。

羽アリは新たな開拓をするべく旅立つ、新女王の幕開けだった!

そう聞くと、なんだか羽アリたちを庇護したくなりますが、毎年羽アリが発生しているお宅にとってはとんでもない話です!

もし、毎年家の前で羽アリが大量に発生しているのならば、考えられることは2つです。

「光や匂いにおびき寄せられている」か、「家の敷地内もしくは基礎の下に成熟した巣穴があるか」のどちらかです。

前者の場合ならまだしも、後者の場合は完全に駆除するのは難しいでしょう。

アリは、働きアリをどんなにやっつけても、女王を殺さない限り増え続けます。

しかも、女王は巣穴の中で最も安全な場所にいるので、薬剤も浸透しづらいですし、もし仮に女王アリを駆除できたとしても・・・。

働きアリの誰かが異常に性機能を発達させて、新たな女王として君臨する場合もあるそうなので、成熟した巣穴であればあるほど駆除は難しいのです。

知ってそうで知らなかったアリの世界

花とアリ

アリの世界も面白いですよね。

「働きアリの8割はサボっている」というトリビアは有名ですが、これはいかがでしょう?

「餌を探す働きアリは大抵・・年をとった老齢のアリ」

シビアな世界ですよね・・・。

せっせと餌を探して持ってくるアリは、年寄りなんですよ!

肝心の若いアリはと言うと、巣穴の中でくつろいでいるか餌の管理をしているだけなんです。

なんてこった!

つまり、働きアリの中で頑張っている2割のアリは、ほとんどが年寄りって事なんです!

サラリーマンのことを「働きアリ」なんて表現しますが、本当にその通りですね。

一番下の存在は使い潰す。

残酷ですけどもしかしたら、巨大な組織の中では常識なのかもしれませんね。

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アドセンス

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