ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

妖精?飛ぶと姿が消える神秘の蝶「グラス・ウィング・バタフライ」

   

まるでファンタジーの世界からやってきたかのような蝶がいました!

その名は「グラス・ウィング・バタフライ」!

和名は「スカシマダラ」と言います。

なんと、この蝶は「透明な羽」を持っているのです!

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透明な羽を持つ蝶

羽が透明な蝶

メキシコ、パナマ、コロンビアなどに生息している「グラス・ウィング・バタフライ」

実は、透明な羽を持つ蝶はこれだけではなく、実に数百種類もいると言うので驚きです!

この種類の蝶たちにはほとんど鱗粉がなく、中には全くない種も存在します。

というか、そもそも鱗粉って何なんでしょうかね?

普通の蝶でも元は透明?

スカシマダラ

実は、鱗粉で隠れているだけでモンシロチョウなども、元の羽は透明なのです。

鱗粉の役割は大きく分けて2つあると言われています。

1つは、雨から羽を守ること。

2つ目は、色や模様などを構成し、威嚇や求愛に使うこと。

だそうです。

ちなみに、鱗粉は一度取ってしまうと二度と生えてくることはないので、とても大切なものなんです。

何のために透明になった?

蝶々

グラス・ウィング・バタフライの羽が透明なのは、「周りの風景と同化するため」と言われています。

確かに、これだけ透明だと人間の胴体視力を以てしても見失ってしまいますよね。

ましてや、林や森林などでは、なおさらでしょう・・・。

暗い所でも見つからなさそうだし、明るい所に出たとしても今度は太陽の光が透き通って、どちらにしても見えにくいと思います。

スケルトン迷彩・・・恐るべし!

実は、毒もある

綺麗な蝶

トンボマダラチョウは、羽が透明で見つかりにくいという特徴の他に、もう一つ武器があります。

それが・・・「毒」

なんと、トンボマダラチョウの体内には「ピロリジジンアルカロイド」という毒素が蓄積されており、鳥が食べられないようになっているんだとか・・・。

見つからない上に捕食されにくいとなると、もはや鉄壁の防御ですね。

周囲の蝶は、その鉄壁の守りにあやかろうと、トンボマダラチョウに似せて進化しそっくりに擬態した無毒の蝶もいっぱいいるんだとか・・・。

「長いものには巻かれろ」精神も、厳しい自然界では有効な手というわけですね。

日本にもいた!

オオスカシバ

なんと、日本にも透明な羽を持つ奴がいました!

蛾・・・ですけど。

「オオスカシバ」という蛾は透明な羽を持っています。

ただ、胴体が太くとてもじゃないですけど綺麗とか可愛いなんて印象は持てません。

同じような形なんですけどね・・・。

なんで、蝶は綺麗で蛾は気持ち悪いんでしょうか?

不思議です。

空飛ぶガラス細工

グラス・ウィング・バタフライは、日の当たる場所で飛んでいると、太陽の光が反射してキラキラと光ります。

そのため、現地では「小さな鏡」とも呼ばれているそうですよ。

それにしても、生命の神秘と言いましょうか・・・いるんですね、こういう生き物って。

妖精の国から、この世界に迷い込んだとしか思えません。

そのうち、耳長エルフとか見つかるかもしれませんね!

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アドセンス

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