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飛べないオウム「カカポ」の無防備すぎる習性とは?

      2017/02/22

珍獣中の珍獣「カカポ」

その個体数は現在確認されているだけで数100羽程度しか把握されていません。

ニュージーランド原産の飛べないオウム「カカポ」は、敵対する動物が居ない平和な生活を送っていました。

かつては、100万羽以上は存在していたと言われていますが、ヨーロッパ系移民の「土地開発・環境の変化」によって、その個体数が激減しています。

その激減した背景には、弱肉強食を忘れていたカカポの平和ボケが生んだ、悲しい習性が大きく関わっていると言われています・・・。

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カカポの摩訶不思議な習性

ニュージーランドは、数100万年前から哺乳類の居ない爬虫類と鳥類だけの楽園でした。

が、1000年程前からヨーロッパ系の移民が「ネコ・ネズミ・イタチ・ウサギ」など、カカポにとって外敵となる存在を多く持ち込んだことにより、その楽園は崩れてしまったのです。

カカポとは?

歩いているカカポ

カカポは、世界で唯一飛ぶことのできないオウム。正式名称を「フクロウオウム」と言います。

その名の通り、容姿はフクロウに似ていて生活も夜行性です。

ニュージーランドには、ウサギなどの小型の地上性草食獣がいなかったため、その枠にカカポが入り込んだと言われています。

さらに、体には脂肪が多く付き体重は3~4キロとオウムにしては最重量です。

歩くときは、体を並行にしてくちばしに生えているヒゲを地面につけています。

おまけに、ほとんどの時間をこの体勢で過ごすそうで、座り込んでいるように見えて結構可愛いです。

カカポの防御手段

まだ、ニュージーランドが楽園だった頃、カカポの唯一の外敵はというと巨大な鳥類だけでした。

特にワシに襲われることがあったようなのですが、それはカカポ自身が夜行性になることで防いでいました。

ワシの起きている昼間には、森の中でじっと身を隠し、外敵のいない夜になってから活動をしています。

もし、偶然遭遇してしまったとしても「とにかく、動かない」これが視覚の発達したワシに対する、最大で最良の防御手段なのです。

が、それは新たな外敵に対してはなんの意味も成さないのです。

カカポは頑張ってるのに・・

新たな外敵のネコやイタチなどは、視覚ではなく嗅覚が優れています。

しかも、外敵を見つけて警戒しているカカポは、唯一の防御手段「とにかく、動かない」を忠実に守っています!

その結果・・・・超簡単に捕食されてしまうんですね・・・。

まるで見え見えのかくれんぼをしているようなもので、カカポ自身は・・・。

「よーし、まだ見つかってないぞ!早く何処かへ行ってくれ!」って思っていても。

ネコやイタチから見ると・・・。

「なんで、コイツ逃げないんだ?まあいいや、頂きまーす!」って感じなんですね・・・悲しい。

外敵に対して無防備すぎる

さらに、カカポは独特な芳香を放っており、はっきり言ってすごく強い匂いがするオウムなんです。

どうやら花や蜂蜜のような甘い匂いなんだそうですが、その強い匂いを放つという特徴も捕食者を呼び寄せてしまう原因になります。

木の上に登って隠れていようが、木陰で潜んでいようが、その匂いを察知されて簡単に捕食されてしまいます。

とにかくカカポにとっては、同じ地上で生活している捕食者がいること自体がイレギュラー!

完全に想定外なんです。

もちろん、攻撃手段など持ち合わせていません。

何故なら数100万年もの間、闘うなどという事は1度もなかったわけですから・・・。

そんなカカポは青春を大切にする?

カカポは、野生では珍しく青春を大切にしている動物です。

生後9年~11年は繁殖行動はせずに、大人になってからもフラフラと遊んでいます。

繁殖期も2~3年に1度、メスの産む卵の量も1個から3個程と増えるのにかなり時間がかかります。

それもそのはず、なんとカカポの寿命は約60年!

とっても長生きするのです!

しかも、ほとんど外敵がいなかったことを考えれば青春を楽しむのは当然と言わざるを得ません。

焦って子作りしなくても、のんびり楽しく生活できていればそれで良かったんでしょうね。

種族を超えた愛!

その昔は「木を揺らせば、カカポが落ちてくる」と言われていたほど個体数が多かったそうですが、その無防備すぎる習性のせいで絶滅寸前のカカポ。

その心は、まさに純情。

なんとオスのカカポは、メスのカカポより人間を愛してしまうこともあるんだとか・・・。

実際に、カカポを保護しようとしていた従業員に求愛行動をするカカポが多く、人間の頭に止まらせてカカポの精子サンプルを取ろうと真剣に考えていたこともあるそうです!

外敵を敵とみさない。

生物みな家族と言わんばかりの習性。

種族を超えて愛するその純情さ。

カカポの魅力は尽きません。

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アドセンス

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