隕石注意!今後、地球にぶつかる可能性のある天体はあるの!?
2017/10/31
隕石というと、2013年2月15日にロシア・チェリャビンスク州上空で爆発した隕石はまだ記憶に新しいですよね。
NASAも予測できなかった隕石の急な来訪・・・実は、あのようなケースは地球上いつでも、そしてどこにでも起こりうることなのです。
という事で、今回は隕石の危険性について紹介したいと思います。
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小型隕石の危険性
現在、発見されている直径1キロメートル以上の天体の中で、今後100年の内に衝突する危険性のある物は、ほとんどありません。
「ほとんどない」という曖昧な表現をした理由は、未発見の物に関しては安心できないからです。
そうです!実は、小型の天体に関しては見つかっていない数の方が圧倒的に多いのです!
ロシアのケースのように、いつの日か突然上空で大爆発!
なんてことは、今この瞬間にも起こりうる事なんですよ。
危険視されている小惑星の数
2012年にNASAから発表された「地球に衝突して被害をもたらす危険のある小惑星」・・・その数およそ4700個だそうです!
まじか・・・多すぎないか?
しかし、専門家は「パニックになるようなことではない」と言っています。
と言うのも、この「危険」の定義が・・・。
「直径100メートルを超す大きさで、地球から800万キロ以内を通過する物」
という事らしく、今後進路に変化が無い限りは大丈夫だけど安心はできないよね?って意味合いみたいです。
まあ、NASAとしても「大丈夫」と断言はできないですよね。
じゃあ、100m以下の物は?
さて、この話では直径100m以上の物という話でしたね・・・。
じゃあ、100m以下は?
実は、直径100m以下の小惑星は「発見率10%~1%」というほとんど見つかっていない状態なのです。
冒頭で話した2013年にロシア上空で爆発した隕石は直径約15mだと言われています。
しかし、たった15mでも広島型原爆の20倍近いエネルギーを観測したそうなので、もしあれが地表に落ちていたらとんでもないことになってました・・・。
そのような恐ろしいものが、発見率10%~1%・・・。
地球が滅亡することはなくても、1つの街が壊滅するくらいの隕石なら、いつきてもおかしくないという事です。
あの有名な「アポフィス」は大丈夫?
一昔前にオカルト好きの間で話題に上がっていた天体「アポフィス」
古代エジプトの破壊神の名を付けられたこの天体は、2004年に「今後25年以内に地球に衝突する危険がある」と警鐘が鳴らされました。
しかし、技術が進歩し改めて計測し直すと、発見当時の衝突率3%から0.000025%に下がりました。
ただ、それでも専門家の中には依然として「1~2%の数字はある」という人も多く・・・。
さらに、今後の軌道変化によっては数字が上がるかもしれないとの事です。
なんか不安ですよね。
まあ、不安がった所で何もできないんですけど・・・。
何も出来ないわけじゃない!
現在NASAでは小惑星から地球を守るための専門部署を立ち上げて、様々なプロジェクトを進行中です。
主な役割は、地球に深刻な被害をもたらす可能性のある天体をいち早く発見する事です。
先ほども言った通り、小型の天体については殆ど発見できていないため、そのための専門部署を新設したようです。
もしかしたら、今後は隕石注意報なるものも出来るかもしれません。
まあ、そんな雨みたいな感覚で降られても困るんですけどね・・・。
発見が早ければ早いほど対策を練れる時間が増えるわけですから、まさに地球防衛隊みたいなもんですよね!
アドセンス
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