ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

キリストを貫いた神殺しの聖槍「ロンギヌスの槍」とは?

      2017/03/29

ロンギヌスの槍と言われて思い浮かべるのは、「新世紀エヴァンゲリオン」という方が多いのではないでしょうか。

アニメや原作の作中でも、物語の重要なキーとして使われており、なくてはならない存在ですよね。

エヴァンゲリオンはキリスト教の聖書に強く影響されている作品で、その「ロンギヌスの槍」というのも実際に存在する槍です。

ロンギヌスの槍とは

ロンギヌス

キリストの生死を確かめるために脇腹を刺したと言われる槍。

それこそが「ロンギヌスの槍」です。

キリストを刺して死を確認したことから、「神殺しの槍」とも言われています。

また、キリストは完全に死んでから復活したため、その槍には「復活・聖なる力」があるとも言われています。

神殺しの槍と呼ばれていながら、「聖なる力がある」なんて真逆のことを言っていますが、要はキリストに触れたことにより聖なる力が宿ったと言う事なんでしょう。

ちなみに、その槍を刺したローマ兵の名前を取って「ロンギヌスの槍」と名付けられました。

ロンギヌスって人の名前だったんですね。

持ち主に絶大な力を?

キリストを刺したことで、とんでもない力を宿した聖槍「ロンギヌスの槍」。

所有する者には「世界を制する力」を与え、手放してしまうと「滅び」を与えると言われています。

「そんな凄い物なら、ぜひ我が手に!」

そう考えたのは、その時代毎に現れる「戦士」「独裁者」「王」達です。

ロンギヌスの槍が増えた?

ロンギヌスの槍
wikipedia掲載画像(Weltliche Schatzkammer Wien (180)-3.jpg 作者:Saibo)

そんな訳だから、本物を手に入れるのは至難の業です。

そうこうしている内に・・・

「やったー!ついにロンギヌスの槍を手に入れたぞー!」

「いや、ロンギヌスの槍なら、我が王家に代々伝わっているぞ!」

「いや、俺の槍が本物だ!」

みたいな感じで、みんながみんな「俺のが!俺のが!」ってことになってしまいます。

その結果、今現在ではロンギヌスの槍と言われる物は複数本に増えています。

なんだかな~・・・

歴史上のロンギヌスの槍

現存する、伝説の中でロンギヌスの槍が出現する話はいっぱいあります。

今回は、そんな有名な歴史上の話をいくつか紹介したいと思います。

ただし、その全てが虚偽の可能性もあり、なんら正確性を持たない言い伝えです。

そのことを踏まえた上で、ご覧下さい。

皇帝シャルルマーニュの聖槍

シャルルマーニュ
wikipedia掲載画像

8世紀、西ローマ帝国の皇帝シャルルマーニュは、ロンギヌスの槍を手にして以来47回もの戦いで勝利を収めたと言われています。

しかし、ある合戦で槍を落としてしまい、その直後に死んでしまったそうです。

槍を落として、死ぬ・・・か。

まあ、もし合戦中の出来事だったら、聖槍じゃなくても武器を落とした時点で積みですけどね。

ペトルス・バルトロメオの聖槍

アンティオキア攻囲戦

1097年、十字軍がアンティオキア攻囲戦で苦戦を強いられている時、十字軍のペトルス・バルトロメオという者が、お告げにより聖槍を発見したと主張したそうです。

そのことにより、十字軍の士気が上がり、見事勝利を収めた・・・のですが、

その槍の真義を疑う者が多く、ペトルス・バルトロメオが自ら神明裁判を買って出たそうです。

その結果、彼はロンギヌスの槍を抱えながら火に飛び込み、その時の火傷が原因で死んでしまいます。

以後、その槍の所在は不明となってしまいました。

・・・きっと、苦戦してるみんなのことを思って「聖槍を見つけた!」って言ったんだと思うんです・・・

「全員の士気を上げるために言った事なんだ」と察してやれよって言いたくなります。

バルトロメオさん、いい人だったんだろうな。

ヒトラーの聖槍

ヒトラー

1938年、ハプスブルク家の財宝もろともロンギヌスの槍を手に入れたヒトラー。

その翌年にポーランドへ侵略し第二次世界大戦のきっかけを作りました。

その後は見事な快進撃でどんどん領地を増やしていましたが、ロシアとの戦いで致命的な敗戦をしてしまいます。

その後、1945年米軍のウォルター・ウィリアム・ホーン中尉がロンギヌスの槍を奪取。

それから僅か80分後にベルリンの地下壕で拳銃自殺をしています。

まさか、あのヒトラーがロンギヌスの槍を持っていたとは・・・

真相は闇の中

南極大陸

現存するロンギヌスの槍はその全てが偽物であると言われています。

では、本物はどこか?

そのことに関しては、突拍子もない説が多く囁かれています。

「南極大陸に眠っている」「ドイツが保有している」「既に失われた」「そもそも無かった」

つまり、全く分からないという事です。

まあでも、そっちの方が伝説感があっていいですけどね!

 - ミステリー

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