ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

背中がゾクゾクする奇書!あなたは最後まで読めるか?

   

「読むと精神が狂う」と言われている日本の奇書。

元々、奇書とは「面白い、優れた書物」という意味なのですが、日本では「奇妙な、奇抜な」という意味に変換されています。

あまりに複雑な内容であったり、表現がリアルで現実と混同したり、読んでいると一種の催眠状態になったり・・・。

とにかく、曰くつきの作品が日本にはいっぱいあるのです。

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醗酵人間

醗酵

戦後最大の怪書と言われる「醗酵人間」

「人間が醗酵してしまうとどうなるのか」という奇天烈な設定の本です。

それを聞いただけで、眉間にしわを寄せてしまいますよね・・・。

支離滅裂な展開、残酷な殺人の連続、さらに謎は謎のまま残っていたりと・・・。

読んだ人の中には「B級中のB級」と言われていたり、「あまりにも突拍子なさすぎて、逆に意外と楽しめました」と言う人もいます。

難しい単語が少ないため、読みやすいとの事ですが・・・読み始めるのに勇気が要りそうですね。

ちなみに、この本は再版されるまで「40万円」という高値で取引されていました。

それだけ、マニアの間では良い本なんでしょうね。

匣の中の失楽

匣

日本4大奇書の一つ「匣の中の失楽」

ナイルズが登場人物を実名にした推理小説の執筆を決めることから物語の歯車は動き出した。

現実世界で殺人が起こり、所々執筆した小説の内容とリンクして物語が進みます。

登場人物の中で「誰が殺したのか?」という推理合戦が繰り広げられる中、再び起こる殺人事件。

とにかく、現実なのか小説の内容なのかが分からない・・・。

結局誰が生きてて、誰が死んだんだのか、誰が犯人で、誰が被害者なのか、よく分からなくなり頭がクラクラしてきます。

何が現実なのか、何がフィクションなのか分からなくなる。

「登場人物しかどっちが現実か分からない」という不思議な異世界に連れて行かれます。

赤の書

赤の書

心理学者カール・グスタフ・ユングの著作本。

本の内容は、精神状態が不安定になったユング自身が見た夢やヴィジョンの内容です。

それだけを記した本を「黒の書」と呼び、その後ユング本人の注釈とイラストを追加したものを「赤の書」と呼ばれています。

実は、この本は一般公開されることはなく、長らくスイス銀行の金庫で保管されていた本なのです。

しかし、ユングの死後、遺族との交渉により各国で刊行される運びとなり、日本語の物は2010年に刊行されています。

精神疾患を患った人がどういう夢を見るのか、フィクションではないだけに背筋が凍ります。

虚無への供物

虚無

こちらも、日本4大奇書の一つです。

氷沼一族に付きまとう因縁の数々と、彼らを舞台にして起きる4つの密室事件。様々な曰くで説を飾り立て、4者4様の推理合戦が始まる。

奇書と呼ばれる類の中では、比較的読みやすいと言われています。

焼け跡から見つかった1体余分な遺体、「真犯人」の自白。

何が正しくて、何が間違いなのか。

「残酷な事件を安全地帯にいて見物人の側なら、どんな痛ましい光景でも喜んで眺める。」

印象的な言葉ですね。

ないもの、あります

ないもの

さて、残酷続きだったので、ここでユニークな本を紹介!

よく耳にするけれど、一度としてその現物を見たことがない。たとえば「転ばぬ先の杖」とか「堪忍袋の緒」など、現実にはないものを取り扱う商品カタログ。

小説でもエッセイでもなく、本当に「商品カタログ」なんです。

ただ、取り扱っているものは、現実には「ないもの」です。

読んでいると思わず「ふふっ」とニヤけてしまうような、ユニークな本です。

奇書・・・と言っていい本か分かりませんが、とりあえず普通ではありませんね。

ニンギョウがニンギョウ

ニンギョウ

分かりにくさをとことん追求した作品。

17番目の妹が死んだので映画を見にいき、足が腐りはじめたので5番目の妹といっしょに人体交換屋へ向かい、11番目の妹と14番目の妹が相容れず、私は熊の少女を捜しはじめ、そして……。

もう、わけわかんない。

物語を理解するよりも、文章の羅列を楽しむと言ったほうが正しいかもしれない。

文章よりも、言葉そのものに意味があるそうです。

あくまで都市伝説レベル

安心してください。

本の内容は本物ですが、読んだからって必ず精神が狂うわけではありません。

というか、普通に楽しめる物ばかりです。

実際、私もいくつか読んだことがありますが、内容が複雑で理解できない(読解力が無いだけ)所はあれど、精神に異常を来すことはありませんでした。

ただし、影響力の強い子供は気をつけた方がいいかもしれませんね。

本の内容が夢に出てくる可能性は強いです。

それだけショッキングな表現もありますので・・・。

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