ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

人の空想が生み出した世界で語り継がれる想像上の怪物5選

   

科学の発達していなかった遥か昔・・・

人間の力を大きく超える自然現象は、神が起こしているものだと信じられていました。

自然現象だけではなく、人間の心情や感情の変化など、自身のキャパシティを超える現場に居合わせるたびに、人間の力を超えた何かを感じ取っていたのかもしれません。

そして、我々の祖先は、その得も言えぬ巨大な存在感を、他人と共有するために具現化し分かりやすくすることで恐怖の対象にしたり、信仰の対象にしたりしてきました。

今回は、そんな空想上で作り出した物の中で「怪物」と呼ばれる存在について紹介したいと思います。

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世界の怪物

鵺

世界では、怪物と言われる想像上の存在は数多くいます。

しかし、見比べてみると意外にも共通している部分は多く、その中でも顕著に現れている特徴は・・・既存の生物を組み合わせて作っているパターンが多いという所です。

日本にも「鵺」と呼ばれる妖怪がいます

「頭が猿、尾が蛇、胴体が狸、手足が虎という姿」

平安時代末期に紫宸殿に出現したという怪鳥で、当時の近衛天皇を脅かしている所を源頼政が弓を放ち地に落としたとされています。

世界には、このような信じられない伝説がたくさんあるのです。

では、早速どんな伝説があるのか見てみましょう。

アイガムハ

南アフリカに住む「コイコイ人」という民族の間で語り継がれている怪物です。

アイガムハブ、アイガムチャとも言われており、砂丘に出現し、人間を襲って食べるそうです。

しかし、目が足の甲にあるため周りを見渡すためには、逆立ちしなければならないという・・。

物語の中では、よく騙されて獲物に逃げられる事が多いんだとか・・・。

「みんな右に逃げるぞー!」とか言いながら左に全力ダッシュするとか、そんな感じですかね?

イラック

アラスカのイヌイットの伝承であり、怪物化した赤ん坊の事を「イラック」と呼ぶそうです。

あるとき口が血まみれになった赤ん坊が発見されたが、両親の姿が見つからず、大量の血痕だけが残されていた。

この赤ん坊の事をイラックと呼び、祭礼の時にはアクタッカというアイスクリームのような物を子供に食べさせないと、怪物化すると言われており、生まれたばかりの子供にも少量食べさせるそうです。

この儀式を怠ると、赤ん坊は魔除けのお守りと共に森の奥へ捨てられてしまうのだ・・・。

ストレンヴルム

スイスの伝承に残る人を襲うドラゴン。

全身は鱗で覆われており、赤い血管と剛毛が所々に見られ、トカゲの体にネコの頭がついた姿をしている。

体は怖いのに、頭は猫って・・・癒し系か!

しかし、人間に対しては、後ろ足で立って人間より高くそびえ立ち威嚇するらしい。

フランスとオーストリアの国境付近では様々な話に、このドラゴンが出てくるそうです。

ブソ

フィリピン諸島に住むバゴボ族の伝承に出てくる怪物。

長身で痩せ型、髪は縮れており鼻は平たく、2本の牙が生えているらしい。

目は顔の真ん中に一つだけ、赤色をしている。

人間の死肉を食べるため、人間を罠にはめようとするが知能がとても低く、簡単に騙されてしまう。

仮に目をつけられたとしても、冷静に対処すれば簡単に騙すことができると言われている。

逸話の中には猫にすら騙され逃げられるという話が残っています。

頭が悪すぎて狩りが出来ないから、死肉しか食べられないのかな?

応声虫

応声虫

日本に伝わる寄生虫のような怪物。

人の腹に住み、トカゲのような姿で角を持つ。

これが体に住み着くと、腹に口のような腫れ物が出来、食べ物をねだったり人間の口真似をする。

また、膝頭に人の顔のような腫れ物も作り、やはり酒や食べ物をねだり食べさせるとその部分が膨らむそうです。

例え、刃で無理やり削ぎ落としても同じところに出現し、祈祷やまじないも効果はないとされている。

「貝母(ばいも)」という薬を無理やり食べさせるか、虫下しの薬を宿主が食べることで肛門から出てくるという。

話だけなら面白い

話だけ聞く分には面白いものばかりですよね。

それにしても、やっぱり日本の話が一番闇が深いというかなんというか・・・。

「ドラゴン」とか「騙しやすい」とか絵になる話じゃなくて・・・。

削ぎ落としても無駄・・とか、人の口真似をしてくる・・とか、おどろおどろしい存在ですよね。

でもきっと、当時の医学では対処しきれなかった奇病の症例がこのような伝説になって語り継がれているんでしょうね。

まだたくさん伝説は残っていますので、次の機会に紹介したいと思います。

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アドセンス

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