ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

ロダンの代表作「考える人」は・・・実は何も考えていない。

   

彫刻家オーギュスト・ロダンの最も有名な作品「考える人」

誰でも一度は見たことがあると思います。

学校の教科書にも載っていますよね!

しかし、その「考える人」は・・・実は何も考えていなかった!

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「考える人」は何も考えていない

ロダン

考えていないのならば、一体何をしている場面なんでしょうか?

顎に手をやり、俯き加減で座っている状態ですから・・・。

やっぱり、何かしら考えているようにしか見えませんよね。

実は、この男性は考えているのではなく・・・「ただじっと見ている」のです。

どういう事!?

大作の一部でしかない

見下ろしている男性

実は、この「考える人」は、元々ロダンの作っていた「地獄の門」という大作の一部でしかありません。

地獄の門は高さ6m・幅4mの大きさで、地獄に落ちていく罪人たちが描かれています。

つまり、「考える人」は地獄の門に落ちていく罪人たちを上から見下ろしている男性なのです。

その事を頭に入れながら改めて「考える人」を見ると、人によって様々な感想が生まれます。

もしかしたら、罪人を哀れに思って救済する方法を考えている所かもしれません。

そうすると、やっぱり「考える人」というタイトルは合っているようにも感じますが、とりあえず何かしらの考えに耽っているのではなく「見つめている」と言うのは間違いないようです。

なんでタイトルが変わったの?

アート

実は、「考える人」というタイトルを付けたのはロダンではありません。

ロダンが絶大な信頼を置いていた鋳造家の「アレクシス・リュディエ」という人物が名付け親なんです。

鋳造とは、金属をドロドロに溶かした後に型へ流し込んで固める作業の事です。

ロダンは生前に多くの作品の鋳造をリュディエに頼んでおり、何を隠そう「考える人」の鋳造もリュディエに頼んでいます。

考える人はロダン?ダンテ?

考える人

実は、「地獄の門」という作品は、イタリアの詩人「ダンテ・アリギエーリ」という人の叙事詩がテーマになっています。

「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」という言葉で有名な「神曲」地獄篇第3歌に登場する地獄の門がモデルになっているそうです。

その為、この考える人のモデルになったのは「詩人ダンテではないか?」と思っている人がいるみたいです。

さらに、「彫刻した本人のロダンではないか?」とも考えられています。

これだけ様々な憶測が生まれるなんて、それだけ人を惹きつける魅力があるって事なんでしょうね!

見る人が考える

元は大作の一部で後に単体で発表した「考える人」

見る人によって異なる感想。

モデルの人物の真相。

もしかしたら、この作品を見た人は何かしらの思考を持ってしまう、不思議な作品だから「考える人」というタイトルなのかもしれませんね。

考え過ぎですかね・・・。

 - ミステリー ,

アドセンス

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