ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

お城の中にも本屋さん!ウェールズの田舎には本の街がある。

      2017/06/07

本の街・・・

本好きならば、一度は訪れてみたい所なのではないでしょうか。

私も、年に10冊程は読むのですが・・・いかんせん英語が読めない・・・

でも、雰囲気を味わうだけでも充分楽しいと思いますよ!

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ウェールズ:本の街

本の街

「本の街」がある所は、ウェールズにある3つの国立公園の一つ「ブレコンビーコンズ国立公園」内にあります。

ブレコンビーコンズ国立公園は、

南ウェールズの1300平方キロに広がる、荒れ野や山地、渓谷が美しい、風光明媚な公園です。ハイキングやサイクリング、洞窟探検や釣りなど、さまざまなアウトドアレジャーが楽しめます。

そんな、自然が広がる公園内の北東端に、人口1500人程の小さな街「ヘイ・オン・ワイ」があります。

最寄りの都市から35キロも離れている田舎街です。

しかし、一歩足を踏み入れた瞬間に気づくことでしょう。

「ここは、ただの街ではない・・・ここは、さながら本の街だ!」

本屋さんで溢れている。

小さな街「ヘイ・オン・ワイ」には小さな古城がちょこんと建っています。

城の名前は「ヘイ・キャッスル」

しかし、今は城の名残を見れるのは外観だけで、城内はおろか城の敷地内に本棚が設置されているんですよ!

街の中には、所狭しと30店ほどの古書本屋があり、街の至る所に本棚を見ることができます。

交通の不便な田舎としては異例の、年間数十万人以上が訪れる、ウェールズ屈指の人気スポットでもあります。

衰退から一転、成功へ

本屋さん
Photo by Aloys5268(作者)‐Hay on Wye – shops.jpg(ファイル名)(2005年)

今でこそ、本の街として成功していますが、以前は衰退の一途をたどる危険な状態だったそうです。

それもそのはず、かつて唯一町同士を繋いでいた鉄道が、1960年代にあった「イギリス国鉄の再建」と銘打った「ビーチング・アックス」。

つまり、大規模な鉄道の見直しの影響で、廃線となってしまったからです。

そのせいで街は孤立し、若者は都会に移り、ジワジワと衰退の一途を辿ることになったそうです。

しかし、弱った街を奮い立たせ、成功への道筋を示したのが、後に「本の王」と呼ばれる「リチャード・ブース」という人でした。

リチャード・ブースのやったこと

そもそもの始まりは、ヘイ・オン・ワイの医者から「700ポンドで店を売りたい」という話を持ちかけられた時だと言われています。

元々ブース家は、由緒ある一族であり、歴史ある家系なんだそうです。

そうして、リチャード・ブースは700ポンドで店を買い取り、一軒目の古書本屋を開業することになりました。

ここから、リチャード・ブースの本好きが加速し、次に廃業していた映画館を買い取り、旧消防署を買い取り、さらに城まで買い取って、その全てを本屋にしてしまったのです。

さらに、ウェールズ観光局と協力してヘイ・オン・ワイを「本の街」として宣伝することで、国内外にその存在を知らせる事に成功し、街の訪問者を増やすことができたのです。

現在では、古書本のみならず、骨董品屋やレストラン、安価のホテルなども開業し、街の発展に一役買っているそうです。

ヘイ文学祭が盛り上がる!

ヘイ文学祭
(C)Flickr/Katy Wrathall

毎年5月の頭から10日間にかけて行われる「ヘイ文学祭」

参加者は10万人を超える一大イベントだそうで、作家の朗読会や講演が人気だそうです。

今では、サンデー・タイムズ紙やBBCなど大手のスポンサーがつく大きな祭りとなっています。

アメリカ合衆国元大統領ビル・クリントンや有名な俳優なども参加した事でも有名です。

まあ、もっぱら自著の宣伝で来ていたようですが・・・

それでも、元は衰退した街ですからね。

それが、ここまでの成長を遂げるとは、素晴らしいことです!

一度は訪れてみたい街

本棚

という事で、ウェールズにある「本の街」を紹介してきました。

が、実は日本にも本の街があることをご存知ですか?

しかも、世界最大の規模なんですよ!

それが、かの有名な「神田神保町古書店街」

ここには、180店舗の古書店が立ち並び、東京のど真ん中という事もあり、老若男女様々な世代が入り混じる不思議な空間なのです。

純粋に読んだことのない本を求める人や、勉強のための資料集め、昔読んだ本を探す人もいれば、興味はないけど雰囲気を味わいたい人など、まあ色々な目的を持つ人が訪れるのです。

それだけ聞くと混沌とした騒がしいイメージかもしれませんが、なんと言っても180店舗ですからね!

必ずや、あなたに合う本が見つかるはず!

今年の夏は、ヘイ・オン・ワイはもちろん、神田神保町古書店街に足を運んでみるのも良いかもしれませんね。

もしかしたら、本だけでなく素敵な出会いがある予感がしませんか?

 - 生活

アドセンス

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