ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

ナウルという国がぶっ飛び過ぎてて笑えない・・・。

   

日本は今、景気が回復していると言われ、増え続けていた失業率も回復傾向にあると言われています。

それでも、昨年度は3.4%(総務省統計局を参照)の人が完全失業しており、30人に1人は職のない状態です。

しかし、世界には失業率90%以上のとんでもない国があることをご存知ですか?

そんな国、存在することが出来るのでしょうか?

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ナウル「天国と地獄を味わった国」

ナウル

太平洋南西部、ナウル島にある共和国「ナウル共和国」

世界で3番目に小さい国で、人口は約9300人です。

この国で現在働いている人は、僅か300人程度だと言われています。

ではその他の人はどうしているのか?

どうやら、何もしていないようです・・・。

つまりは、ニート!

国民のほとんどがニート化しているとは!一体何があったんだ!?

ナウルの黄金期「リン鉱石」

リン鉱石

ナウルの黄金期を語るには、まず今から数百万年前まで話しを遡らねばなりません。

というもの、そもそもナウルの島を構成している物は岩石ではなく「鳥の糞」なのです。

巨大な珊瑚礁の上に何百万年という月日を費やして、溜まりに溜まった鳥の糞・・・いつの間にかそれがひとつの島になり、その上に植物の種が芽吹いたんです。

そして、長い年月をかけ、鳥の糞は「リン鉱石」という物質に変化したのです。

「リン鉱石」は、化学肥料の原料をはじめ、さまざまな用途に使用されるため、どんどんバカバカまさに入れ食い状態で売れまくりました。

売れまくりましたし、売りまくったんです。

・・・後先考えずに。

リン鉱石の枯渇・・・黄金期終了

枯渇

そうして、売りに売り尽くして莫大な財産を得たナウル共和国。

しかし、気がつくとリン鉱石は枯渇し、慌てて制限をかけるも国民は誰一人言う事を聞かず、盗難や密堀が相次ぎました。

そして採掘は、1906年から約100年間続き、全盛期には年間200万トンも輸出していましたが、2004年の時点で全盛期の約1000分の1程度となり終焉を迎えることになります。

儲かっている最中に色々と経済の基盤を作っていれば、世界でも有数の裕福な国となっていたはずが・・・。

全く、そういった手を講じてこなかったせいで、国民のほとんどは働くという概念が存在しない国になってしまったのです。

黄金期の裕福度がすごい!

黄金

ナウルの黄金期は、それはもうとんでもない贅沢な国でした。

その裕福度が分かる例がこちら

・税金無し
・教育、病院、電気代は無料
・結婚した人には政府から新居が提供される
・飛行機をチャーターして海外にショッピングに行く人も
・自炊なんてしない。缶詰やミネラルウォーターを買う。もしくは、外国人経営のレストランに行く
・徒歩で出かける人もまばら。移動手段は車かバイク
・リン鉱石の採掘作業も他国からの出稼ぎ労働者に。働いているのは、国会議員と政府の役人だけ(100名足らず)
・1980年代には国民一人当たりのGNPがアメリカ以上、日本の倍に
・全世代に年金を支給

税金なし!

結婚したら政府が家をプレゼント!

全世代に年金支給!

やりすぎだっつーの!

働くことを知らない世代

ニート

これらの裕福は約100年続くわけですから、生まれてこの方働いたことのない人が親をやっているわけです。

そりゃ、その子供も働かないよねって感じです。

しかし、そうも言ってられません。

なにせナウルの食料は、現在90%以上が輸入に頼っています。

働かなくとも腹は減る。

食料を買わないわけにはいかないのです!

しかも、難民を受け入れる代わりにオーストラリアから支援を受ける政策を実施した所・・・

国民の2割が難民となってしまい、終いには「オーストラリアの方がいい!」と難民からも見捨てられてしまいます。

当然、政府は難民の管理も制御も出来ず、国全体がパニック状態に陥ります。

国まるごと音信不通に・・

2003年にナウル国民の暴動により、唯一国外に繋がっていた電話回線が断裂。

このことにより、外部との連絡手段が無くなってしまいました。

「太平洋の島国が消失不明」

と、当時はそれなりに騒がれていましたが、その約3週間後に緊急支援を求める声明が世界に届きました。

そうなっちゃったら、もう何があってもおかしくないよね・・・。

怖いです。

最後の最後まで他力本願

子供

ここまで追い詰められていても、働く意思が低いというのは凄いですね。

なんと、こんな状態でも国民の30%以上が糖尿病を抱えており、その原因は単なる太り過ぎです。

そう、国民のほとんどが太り過ぎで病気持ちなんです。

そして、国の最後の希望は・・「子供達」

「この子たちの未来には、働くことが当たり前という国になってほしいと思います。」

その前に親世代が働こうよ・・。

昔の生活に逆戻り

狩り

もはや、この国に残された道はかつての祖先がそうであったように、漁による自給自足の生活に逆戻りするしかありません。

もちろん、他の国からの支援があれば話は別ですが、今までの政策が全て失敗に終わっているナウル政府には、もはや国際的な信頼度は無いに等しいです。

「苦労は買ってでもしとけ」とはよく言ったものです。

贅沢な暮らしぶりは羨ましいですが、これからの彼らの生活を考えると全く笑えませんね。

 - 生活 ,

アドセンス

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