ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

コーヒーの受け皿(ソーサー)の本当の使い方。

   

コーヒーや紅茶を頼む時、カップと一緒に必ず受け皿も付いてきますよね?

これは、もちろんコーヒーを零さない為の配慮・・・だと思ってませんか?

実は、本来の用途は別にあるのです!

という事で今回は、コーヒーの受け皿について紹介していきたいと思います。

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熱いお茶を冷ますため?

ソーサー

実は、西洋人は日本人に比べて猫舌が多いと言われています。

しかし、紅茶は高温のお湯でないといい味が出ないそうで、必然的に熱い飲み物になってしまいます。

そんな時、役に立つのが「受け皿」

そう、受け皿とは本来「コーヒーや紅茶を移して、冷まして飲むための物」だったんです。

今でこそ下品に思えてしまいますが、当時ではごく当たり前の使い方だったそうですよ。

よく考えると確かにおかしい

カップ

カップと受け皿をよく見てみると・・・なるほど、確かにそう使うのかもしれません。

そもそも、零さないための物であれば、冷たい飲み物の場合だって受け皿を付けるべきです。

しかし、受け皿の付く飲み物は必ず熱いものに限りますよね?

熱い飲み物でもコースターだけで十分なはず。

さらに、受け皿は若干深い作りになっており、液体を溜めるための溝がある場合もあります。

当時の物はもっと深い受け皿だったみたいですよ。

受け皿だけは持っても良い

ここからは、受け皿の事を本来の名前であるソーサーと呼びましょう。

食べ物を食べる時、食器を持って食べる方が良いとされるのは、日本独特の文化だということをご存知ですか?

西洋文化を始めとする世界の国々では、食器を持って食べません。

それがマナーなんです。

しかし、ソーサーだけは別です。

お茶会の席では、「膝の上に紅茶の入ったカップと受け皿を乗せて優雅にかつ上品な会話を楽しむ」というのが上流階級の楽しみ方になります。

紅茶をソーサーに移して、固めた砂糖をゆっくり溶かす・・・確かに優雅かもしれませんね。

しかし、やはり当時を知らない我々が見ると、どうにも下品に見えてしまいますよね・・・。

実は、そうしなければならない理由がもう一つあるのです。

取っ手がない!?

取っ手がない

実は、当時のカップには取っ手がありませんでした。

コーヒーカップには早い段階で取っ手が付いたものの、ティーカップに取っ手が付くのは1800年を過ぎた辺りからです。

それまでは、湯呑同様・・・取っ手はなく、名前も「ティーボウル」と呼ばれていました。

湯呑のように分厚い作りではなかったようですし、かなり熱かったと思いますよ。

ティーボウルを持つのも熱かったため、なかなか飲めない・・・そのため、ソーサーを使って冷ます事を考えたんですね。

湯呑

ちなみに、日本の湯呑に取っ手がない理由を知っていますか?

諸説ありますが、「湯呑を触った時にお茶の温度が分かるから」もしくは「湯呑の手触りを感じるため」だと言われています。

粋な理由ですね!

西洋とは根本的に考え方が違ったようです。

慣れ親しんだ皿が良い

皿

西洋文化では、食器と言うと「皿」でした。

スープだって、お皿で出てきますよね?

つまり、当時の西洋人にとってティーボウルから直接飲むより、慣れ親しんだお皿で飲む方がしっくり来たのではないでしょうか?

日本人だって、味噌汁をお皿で出されたら「え?」ってなりますもんね!

こう言った側面もあったのかもしれません。

今では名残り

ティーカップ

今では、当時の名残でしかありませんが、ティースプーンの置き場所にはなってますよね。

一応言っておきますが、これは昔の西洋文化・・・当時の話ですので、ドトールとかで真似してはいけませんよ!

「これが本来の使い方なんだよ」とか言ってソーサーに移すと、かなり痛い奴になりますのでご注意を!

それに、今のソーサーは浅く作られているので、絶対零します。

あくまで名残ですからね。

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