ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

「コラ!」の語源って知ってる?意外な言葉の語源。

      2017/02/22

怒った時に使う言葉「コラ!」

こんな言葉にも、ちゃんと語源があるって知ってましたか?

今まで無意識のうちに出てた言葉なので、語源があるかなんて考えたこともありませんでした。

今回は、このような意外な言葉の語源を探っていきましょう!

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意外な言葉の語源

怒っているじいさん

今回紹介する語源の中には、諸説あるものが含まれていますので、あくまで一つの説としてご覧下さい。

それにしても、同じ時代に生きているにも関わらず、今の若年層と中年層の間では大きな言葉の壁を感じますよね。

特に略語となると、お父さん世代の人はお手上げ状態・・・自分の子供が何を言っているのか分からない・・・。

なんて、感じることもあるのでは?

医療や科学と同様、言葉も急速な勢いで変化しているのかもしれませんね。

「コラ!」の語源

殿様

「コラ」とは「これ」が語源だと言われています。

昔の殿様が目下の者に対し「これ、酒を持て」と言っているのを時代劇で見たことありませんか?

元々、「これ」とは自分から近い位置にある物を指す言葉で、この言葉を人に対して使うと言う事は・・。

「これ」=「近くにいる者」という意味になるのです。

後に「これ」が「こら」に変化し明治時代の警察官が多用していたことで、広まった言葉なんだそうです。

警察官が使うと・・・

警察

警察官が言葉を使う相手・・・つまり、犯罪者ですよね。

その犯罪者に向けて「コラ!止まれ!」とか「コラ!何をやっている!」なんて使うと、怒っているように聞こえますよね?

でも、本当は「近くにいるあなた、止まりなさい」「近くにいるあなた、何をやっている」という意味なんです。

しかし、警察官が怒りながらよく使っている姿を見ていた町民達は、いつしか相手を威圧する時に使うようになり・・。

次第に「怒る時に使う言葉」として定着していったみたいですね。

ちなみに「コラ」とは鹿児島県の方言でもあり、第二次世界大戦中に暗号として使われていた事もあるんですよ。

当時、アメリカはその言葉が暗号なのか、どこの国の言葉なのかも分からず世界中の言語を調べても分からなかったそうです。

鹿児島・・・流石です。

「どっこいしょ」の語源

疲れた時、椅子に座ると自然に出る言葉「どっこいしょ」

こんな言葉にもちゃんと語源があるんですよ!

「どっこいしょ」の語源は「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」だと言われています。(諸説あります)

「六根清浄」とは、かつて多く広まっていたとされる「富士信仰」の信者達の言葉です。

古くは縄文時代からあったとされる「富士信仰」、文字通り富士山の神様を信仰する宗教です。

現在も、全国に約1300社の富士神社が存在しています。

普段何気なくお参りしている神社も、実は富士神社かもしれませんよ!

修行の言葉

修行

富士信仰の信者達が修行のために使っていた言葉が「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と言います。

六根とは「眼・耳・鼻・舌・身・意」の人間の六感を表した言葉で・・。

不浄なものを見ない、聞かない、嗅がない、味わわない、触れない、思わない・・・
身も心も常に清らかであろう、という祈りを込めた言葉がこの「六根清浄」なのです。

そして、この言葉を富士山に登りながらずーっと言い続けるという修行があるんです。

まだ開拓前の険しい山道を「六根清浄、六根清浄・・・」と言いながら登るんです・・・狂気の沙汰ですね。

そんな事をしていればもちろん疲れます。

そして後に、厳しく疲れる修行の際に使う言葉として広まったみたいです。

次第に、本来の意味を失っていき「ろっこんしょうじょう」が「どっこいしょ」に変わったと言われています。

多分、ずーっと言い続けてたからゲシュタルト崩壊が起こったんだろうな。

「コツ」の語源

骨

「先輩、女の子にモテるコツを教えてくださいよ!」のコツって何なんでしょうね?

普通、使うときは「コツ」とカタカナで書きますよね?

という事は、外来語なのでしょうか。元々は外国語でそれが変化した言葉とか・・・。

実は、「コツ」という言葉は由緒正しき日本語です。

「コツ」とは「骨」。つまり「骨(ホネ)」が語源の言葉なんです!

実は古い言葉だった!

絵

この「コツ」という言葉、古くは鎌倉時代以前から使われていたと言われています。

当時は「物事の根本」や「骨組み」という意味で使われており、現在の「秘訣」や「要点」といった意味と若干異なりますが、広い視野で見ればほとんど変化はありません。

つまり、「コツ」という言葉を漢字に直すと「骨」となり、中々これを「コツ」と読んでくれる人はいません。

その為、新聞では漢字で書かずカタカナで表記されていたために、「コツ」と書くのが一般的になったようです。

言葉を知れば、世界が広がる

今は、ものすごい勢いで言葉が変化していますが、実はこれも昔から繰り返されている事なんです。

明治時代にも、江戸時代にも、「今の若者の言葉遣いがなってない」と怒っている文章が見つかっています。

しかも、驚くなかれ!なんと縄文時代にも「今の若者はおかしい」と愚痴をこぼしている形跡がちゃんと残されているんです。

つまり、ただ単に世代交代の時期が来たというだけのこと。

例え言葉が変化しても、そこに日本人の心さえ残っていれば何の問題もないのです。

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