ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

7年に一度しか姿を現さない、幻の池が日本にあった!

      2017/04/12

トリックや伝説の類ではありません。

いや、伝説級ではありますが、実際に存在する正真正銘の池です。

幻の池「地の平」

一体どんなメカニズムで、どんな歴史がある池なんでしょうか。

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7年に一度現れる幻の池

池
出典METIS

「地の平湖」とも言われる幻の池。

その規模は、縦70m・横40m・水深1.2mと言われていますが、現れる毎にサイズが異なるため一定ではありません。

2010年に出現した時には水深4mを超えていたというので驚きです!

このような特殊な池は世界的にも珍しく、学術的にはどの湖沼にも属さない、分類不可能な池だと言われています。

なんだか、ロマンがありそうでワクワクしますね!

現れてはすぐ消える・・

地の平
出典話のコレクション

この「地の平湖」、現れるのに時間がかかるくせに、消える時は長い時で20日前後、早い時には数日で姿を消すんだそうです。

なので、この池を発見するにはかなり運の要素が強く、たまたま通りかかった人が見つける事がほとんどらしい・・・。

「いつもはただの森の窪みが、いつの間にか池になっている。」

そんな、昔話のような土地が実際にあったとは・・・。

原因は不明

雨

その池が出来るメカニズムは今もなお分からないままです。

そもそも、出現する時期が不確定な上に数日で消えてしまうので、そりゃ調査が進まないのも納得ですよね・・・。

ただ、1つの説としては、

「斜面に降った雨水が、1~2ヵ月後に崖下泉として湧き出してできる」

と言われていますが、異常気象で多く雨が降った年でも現れないことがあり、断定はできないとの事です。

うーむ、謎だ!

謎の出現するペース

こちらが、過去に出現したとされる年表です。

1954年(昭和29年)
1961年(昭和36年) – (7年後)
1968年(昭和43年) – (7年後)
1975年(昭和50年)8月26日 – (7年後)
1982年(昭和57年)8月11日 – (7年後)
1989年(平成元年)9月8日 – (7年後)
1998年(平成10年)10月2日 – (9年後)
2010年(平成22年)7月20日 -(12年後)
2011年(平成23年)9月11日 -(1年後)

1989年まで、規則正しく7年周期で出現していたことが分かります。

ただ、地球温暖化による異常気象のせいか、はたまた何かしらの地質変化があったのかは分かりませんが、1989年を最後に出現年数にバラつきが見られます。

もちろん、先程も言った通り数日で消える場合もあるそうなので、出現していたのにも関わらず観測できなかったという事もあるかもしれません。

いずれにせよ、今も出現したり消えたりしているって事ですね・・・不思議だ。

この地にまつわる伝説

龍神

驚くべきは、この地に住んでいる人なら全員この池のことを知っていると言う事です。

それだけ、この地域では有名な池なんでしょう。

実は、この池にまつわる伝説がいくつかあり、今も語り継がれているのです。

その一つがこちら

伝説によると、「桜が池」の竜神が信州諏訪湖に行く途中、池の平で休息していく時に出現すると言い伝えられています。

出ました!私の大好きな「龍神伝説」!

確かに、何もない所にいきなり池が出現したら、そういう発想をした人がいたかもしれませんね!

さらにもう一つ

高根城が敵の攻撃を受けた時、城主の後室だったおかわ御前は、子供を連れて池の平に逃げました。

しかし子供が泣き出したため追っ手に見つかり殺害されてしまいました。

このおかわ御前の無念の涙が池の水なのだそうです。

こちらは、1569年の出来事ですね。

実は、この池の近くにはその「おかわ御前」を祀った祠も建てられているのです!

出現した時は、観光客で賑わいます

そんな神秘的な池なら、さぞ静かな場所なんだろう。

と思いきや、池が現れるとどこからともなく情報を聞きつけ、観光客で賑わうそうです!

結構人気が高い場所で、その池のファンも多いんだとか。

池が出現しやすい8月になると、全国からファンが訪れ「今年は現れるだろうか。」と毎日のように様子を見に行くんだそうです。

なんだかちょっと想像と違いましたね・・・。

実際に見た人の感想

実は、この池にたどり着くにも一苦労なんです。

なんと徒歩で2時間以上かかる上に、落石などで入口が封鎖されることもしばしば・・・。

徒歩コースも上級者向けのキツい山道なんだとか・・・。

それでも、実際に見るとまさに別世界。

普段は、ただの山なので草木が生えている上に池が出来るんだそうです!

その姿を見た人たちの感想がこちら

水はどこまでも透明で、その神秘的な姿は「もののけ姫」の世界のよう

たまった水の中には下草や枯れ枝が手に取るように見える。緑の森が鏡の中に閉じ込められたような幻想的な光景である。

なんと幻想的なことでしょう!

水の中に青々とした草木が生い茂っているとは!

死ぬまでに一度は見ておきたいですね!

 - 自然・環境 , ,

アドセンス

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