ミネルヴァのトリビア

~知恵を司る女神様の無駄知識~

美しくても触れてはいけない、毒をもつ5つの危険な鉱石。

      2017/05/10

この世界には、触れてはいけない鉱石・結晶が存在します。

それらのほとんどは、見た目がとても美しく、何も知らなければすぐにでも手に取りたくなる魅惑の石です。

しかし、それは悪魔の罠。魔性の美しさには必ず裏の顔があります。

例え運良く・・・いや運悪く見つけてしまったとしても、絶対に触れてはいけませんよ。

【スポンサーリンク】

毒をもつ危険な鉱石

危険な鉱石といっても様々な物があります。

触れただけで皮膚がただれてしまう物から、熱すると致死性のガスが発生するものまで、その殺傷能力は多岐にわたります。

今回は、そんな危険な鉱物から5つに絞って紹介したいと思います。

1.胆礬(たんばん)

タンバン
Photo by Baryonyx(作者)‐Chalcanthite.jpg(2005年1月27日)

美しいスカイブルーに惑わされてはいけません。

こちらは「胆礬(たんばん)」という鉱石です。

銅が硫黄や水などと結合したもので、強酸性を持っている危険な鉱物です。

その性質は非常に水に溶け易く、坑道では胆礬を含んだ水滴が落ちてくる事もあるそうです。

その水が木綿製の衣服に触れるとすぐボロボロになるので、昔はラシャと呼ばれる分厚いコートを着ていたそうです。

見た目の美しさから、観賞用に購入することも出来るそうです・・・が、絶対に不法投棄してはいけません。

この結晶を池に投じれば、藻類を絶滅させることも可能・・・さらに、他の生態系にも多大な被害を生むので絶対に捨てないようにしよう。

2.石綿(いしわた)

石綿

石綿(いしわた)または石綿(せきめん)・・・英語では「アスベスト」と呼ばれています。

そう、10年以上前に問題となったあのアスベストです。

耐熱性・耐摩擦性に優れており、断熱材として工場や学校の体育館などで広く使われていました。

しかし、その実態は「シリカ、鉄、ナトリウム、酸素」で構成された繊維状の結晶であり、空気中に飛散します。

その飛散したアスベストが肺に入ると、慢性的な炎症を起こし肺癌の原因となります。

日本でも、20代以上の肺にはアスベストの繊維が多く見られると言われています。

小学生時代、体育館の天井にボールをぶつけてはパラパラと粉が降っていましたけど・・・

まさか、あれがアスベスト!?違うよね・・

3.燐銅(りんどう)ウラン石

リンドウウラン石
Photo by Didier Descouens(作者)‐Torbernite Aveyron HD.jpg(2010年8月10日)

名前からして、危険な香りがしますね・・・

この石は、持っているだけでガンに犯されてしまう超危険な鉱石です。

他にもウラン雲母石などがありますが、それよりも燐銅ウラン石の方がウラン保有量が多いです。

ただ、手に持つだけなら問題はありませんが、徐々にガンに犯される危険性があります。

さらに、ラドンガスという有毒ガスが放出されるため、肺癌のリスクも上がります。

ポケットサイズのチェルノブイリと言われるほど、放射線を放出する危険な鉱石なんです。

しかし、その美しい姿に魅了され自身のコレクションに加える、根っからの鉱物コレクターも少なくありません。

4.雄黄(ゆうおう)

雄黄

ガラスのような質感のため、思わず手に取ってしまいそうになりますが、絶対に触れてはいけません。

この鉱石は、ヒ素の硫化鉱物で殺人にも使われる「ヒ素」を凌駕する猛毒で構成されています。

手に取ると発がん性物質と神経毒性のあるヒ素粉がついてしまいます。

中国では、鮮やかなレモン色の顔料として用いられていたそうで、多くの人が命を落としています。

さらに、解毒薬や抗炎症剤としても利用されているようですが、その効果の程は定かではありません。

5.輝安鉱(きあんこう)

キアンコウ

美しい剣のような結晶をつくる輝安鉱。

しかし、手に触れてしまったら徹底的な手洗いが必要になります。

もし、何かの拍子で口にしてしまったら最後、猛烈な食中毒を起こして死に至ります。

過去には、銀のような見た目から食器に使った記録もあり、その食器の使用者は悲惨な最後を遂げています。

知らない石は触らない

安心してください。

今回紹介した鉱石のほとんどは、日常生活の中で出会うことはまずありません。

それでも、道端に落ちている珍しい石や綺麗な結晶には触れない事をおすすめします。

都会では、まず石自体落ちてないですけどね。

「触らぬ神に祟りなし」

知らない物・得体の知れない物には触れない事をおすすめします。

 - 自然・環境 ,

アドセンス

  関連記事

世界の常識!「石油は無くならない」従来の「無くなる説」を真っ向否定!

えええ! 石油って、あと30年もすれば無くなるって聞いたような・・・ あれ?そう …

「ハブーブ」とか言う世紀末な自然現象が怖すぎる。

「ハブーブ」・・・別名「砂嵐」 強い熱帯低気圧の事を台風と呼ぶのと同じで、砂嵐の …

富士山の世界遺産登録は、条件付きだった!

日本が世界に誇る山「富士山」 「富士山‐信仰の対象と芸術の源泉」という名で世界遺 …

「冬将軍」って誰のこと?意外な人物が由来に関係していた!

年末が近づき、日本列島を寒気が覆い尽くし始めましたね。 この寒さには、体の芯から …

海の上に湖が!不思議な絶景「ソルヴァグスヴァテン湖」が幻想的!

これは! 海のすぐ上に湖が浮かんでいます! 息を呑む美しさに言葉を忘れてしまいま …

空が二つ!?天空を映すと言われる「ウユニ塩湖」圧巻の美しさ!

「天空の鏡」とも言われる世界有数の絶景地「ウユニ塩湖」 その名の通り、塩分の高い …

向こうの景色がなぜ見える?クールな設計の透明な教会

ベルギーの東部、ボルフローン町の近所にある「透明な教会」 そのユニークさが想像の …

「上色見熊野座神社」が完全に別世界!神はここに御座します。

「上色見熊野座神社」が神秘的過ぎます! 悪しき者は入れない・・・まるで、何かの結 …

琵琶湖で釣った魚は戻しちゃいけない?琵琶湖に関する面白トリビア

私事ですが、先日「琵琶湖」を観光しまして、とっても楽しかったのですが・・・まあ、 …

何かを感じずにはいられない!摩訶不思議な自然現象・突然変異4選

「自然に出来たもの」 そう言われてしまえば、それだけのものなのですが・・・。 中 …