誕生日にケーキを食べる理由。何でロウソクを立てるの?
2017/06/12
確かに、言われてみれば何で誕生日にケーキを食べるのでしょうか?
「お祝い事だから」という理由で納得も出来ますが、何か起源のような物があるはずです。
ケーキに刺すロウソクの意味も気になります。
今回は、こんな素朴な疑問に答えていきたいと思います。
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Contents
古代ギリシャには既にあった
「誕生日にケーキを食べる」という習慣は、古代ギリシャ時代には既にあったと言われています。
しかし、誕生日と言っても神様の誕生日ですけどね!
そう、この時はまだ個人の誕生日を祝うのではなく、神様の誕生日を祝うためにケーキを食べていたんだそうです。
当時のケーキは今のようなゴテゴテに飾り付けした物ではなく、質素なハニーケーキにロウソクを灯した、至ってシンプルな物だったそうです。
ハニーケーキ・・・名前だけ聞くとめちゃくちゃ美味しそう!
ケーキが丸いのには意味があった!
著作者: Dinesh Cyanam
さて、では一体なんの神様の誕生日を祝っていたのでしょうか?
それは「月の女神【アルテミス】」です。
そう、ケーキの丸い形は「月」を表していたんです!
そして、ロウソクは「月の灯り」を表現していたんですね!
なんと!
丸い形にも、ロウソクにもちゃんと意味があったんですね!
*諸説あります。
ロウソクの煙は天に届く
著作者: Arghya Banik
昔のヨーロッパの人たちは、「ロウソクの煙は天に願いを届ける」と考えていました。
そのため、ケーキの上に乗っているロウソクの火を消す時は、「願い事を心で囁きながら吹き消す」のが本来の正しいやり方なんです。
時々、海外ドラマや映画の中で
「願い事は何にした?」
「ひみつ!」
みたいなやり取りを見たことありませんか?
今でも、海外では願い事をしながら吹き消すのが一般的です。
昔は一日中ロウソクを立てていた!?
中世ドイツでは「悪霊は子供の誕生日にやってくる」と考えられていました。
当時の人たちは悪霊から子供を守るため、多くの人が家に集まったそうです。
そして、神様に願いが届くと信じられていた「ロウソクの火」を、一日かけて灯し続けたそうです。
日が沈み、一日が終わる頃みんなで分けて食べたと言われています。
それが今でも、パーティーに大人数を呼ぶ文化に繋がっていると考えられています。
海外では、一般家庭の誕生日でも数十人規模のお客さんを呼びますからね!
それには、こういった過去の背景があったんですね。
アメリカに伝わったのは、ごく最近?
「誕生日ケーキ」と言って想像するのは、「アメリカのとんでもない規模のパーティー」という人も多いのではないでしょうか?
実は、「ケーキにロウソクを立ててみんなで食べる」という文化は「中世ドイツ」が発祥であり、その文化がアメリカに入ってきたのは、1900年代だと言われています。
ほんの100年程前だったんですね!
ちなみに、日本にその文化が広まったのは、アメリカよりももっと遅い第二次世界大戦後です。
つまり、ほんの70年程前という事になります。
最近・・・って事でいいですよね?
ハッピーバースディトゥーユーは替え歌だった?
そういえば、あの「ハッピーバースディトゥーユー」という曲は、いつからあるんでしょうか?
というか、一体誰が作った曲なんですかね?
あの曲は、アメリカのパティー・ヒルさんとミルドレッド・ヒル姉妹が、当時学校の先生をしていた時に、クラスの挨拶用として作曲された曲です。
1920年前後に歌詞が変わったそうです。
正しい歌詞は
Good morning to you,
Good morning to you,
Good morning, dear children,
Good morning to all.
となっているそうです。
メロディーはそのままで、替え歌として誕生日に歌われるようになったそうです。
また、マリリン・モンローが当時のアメリカ大統領「ケネディ氏」の誕生日に、この歌を歌ったこともあるそうですよ!
あんなセクシーボイスで誕生日を祝ってもらえるとは・・・さすが大統領!
ロウソクを消す時は願い事を忘れずに!
日本でも誕生日ケーキは、すっかり定着していますよね!
しかし、残念ながら「願い事をしながらロウソクを消す」という設定までは上手く伝わらなかったようで、とりあえず吹き消して「わー!」みたいな感じで終わっちゃいますよね?
せっかくの願い事を叶えるチャンスなのに・・・もったいない。
さらに、一息で消すと1年以内、二息で消すと2年以内にその願い事が叶うと言われています。
これからでも遅くはありません。
ロウソクを消す際は、願い事を心の中で囁きながら、一息で消しましょう!
私の願いは・・・一緒にケーキを食べてくれる人が出来ることです・・・。言っちゃった。
アドセンス
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